2022 有馬記念 馬体考察 A評価は実績は劣るが2頭!

馬体考察

アカイイト    【仕上がりB  適性B】

時期的なものもあり毛艶はイマイチ映えない。胴の長さ、胸の深さなど牝馬にしてはスタミナがあるタイプではある。肩周りの張り出しや下腿の筋肉量などは春には一歩及ばないが前走レベルには仕上がる。

アリストテレス  【仕上がりB+ 適性B+】

馬体の張り艶は良いしバランスの良い馬体。晴雨兼用で本来どんな条件でも力を出せるクチ。スラリと見せる細身の体型で距離も良く舞台は合う。これで動けないのは馬のメンタル面の影響が強いか。

イクイノックス  【仕上がりB+  適性B】

春と比較して腰回りが大きくなった所が一番の成長かと思う。基本的には線の細い薄手の馬で急坂中山よりはじっくり加速出来る東京コースの適性が高いのではないか。ジャパンカップから大きく伸びた印象は無いが高いレベルでキープ。当日馬体減が無ければ更に良い。

イズジョーノキセキ【仕上がりB+  適性B】

丸みのある馬体をキープ、毛艶もピカピカで筋肉量も維持出来ている。体調面に不安は無く前走同様のデキでの出走になりそう。距離が若干長いかも。

ウインマイティー 【仕上がりB  適性B】

ゆったりした造りで脚も長め、距離に対する適性はありそう。大きく変化した所は無くエリザベス女王杯時のデキを保っているという評価。自分の力は出せる状態。

ヴェラアズール  【仕上がりB+ 適性B+】

ジャパンカップを勝った当時と遜色無い造り。強いていうなら仕上がり過ぎている気がしていて写真撮影時点で前走比マイナス馬体重ではないかと思う。輸送すると更に減ると思われるので調整を手控えたり、パドックで馬体減が目立つなら怪しさも。

エフフォーリア  【仕上がりC  適性A】

本当にエフフォーリアなのだろうかというくらい今までとシルエットが違う。お腹周りはボテッとして映るし首に浮き出た筋も今回は見られない。昨年の覇者であり舞台適性は当然高いが馬体的には相当な余裕残しに見える。

ジェラルディーナ 【仕上がりB  適性B-】

パッと見て迫力のあるタイプでは無くてコンパクトに纏まっている。段々と立ち姿の重心が身体の中心に移ってきているのは芯が入って来た証拠でこれは良い傾向。タフな中山2500への適性はさほど感じないが…

ジャスティンパレス【仕上がりB  適性B】

大きく変わった印象は無く前走の状態をキープといった所。毛艶も良好で体調は良し。一方で全体的にまだ幼い身体つきでもあり筋肉量などもっと増えてくる本格化は来年以降。

タイトルホルダー 【仕上がりB  適性B+】

タフな条件への適性は高く当然今回も本馬の得意舞台となりそう。腹回りなどまだ余裕が残しており凱旋門賞から慎重に作り直している事が伺える。最終追い切りでビッシリと負荷を掛けてくれば仕上がるのではないか。手控えた調教内容だと若干不安が出てくる。

ディープボンド  【仕上がりB  適性B+】

長く良い脚を使える『直飛』で昨年2着の有馬記念への適性はやはり高い。冬場でもあり少し冬毛が出てきた事、個人的には肩周りの筋肉の張り出しなどが春と比較すると物足りなく見える。最終追い切りでどこまで浮上させられるか。

ブレークアップ  【仕上がりA  適性B+】

ディープボンドに負けず劣らずの直飛型。今どき珍しくスラリと伸びた脚に細身の馬体は長距離への適性を感じさせる。蹄には厚みがあって道悪でも苦にしないはず。重賞を勝って馬も自信をつけたのか充実一途。

ポタジェ     【仕上がりB  適性C】

秋3走目だが大きく変わった所は無く平行線。並びの問題でディープボンド、ブレークアップと比較すると重心が低くコロンとした体型で距離への適性を感じない。1600~1800がベストディスタンスの馬にすら見えるが。

ボッケリーニ   【仕上がりB+  適性B】

使われてきているがバランスが崩れていないしキープ出来ている。肌艶のハリも上々で力は出せる。繋ぎが立ち気味で天候不順でも起きればプラスに働きそう。

ボルドグフーシュ 【仕上がりA  適性B】

頭の高さはあるが毛艶も冴え浮き出る筋肉は目を惹くものがある。現状まだ腰回りに物足りなさ残り急坂での加速がスムーズに出来るか課題もあるが馬自身の成長具合、前走比で行くならこれがNo.1

ラストドラフト  【仕上がりB+  適性B-】

歴戦の古馬だけあって立ち姿も安定、気持ちも落ち着いていて今回も自分の走りは出来そう。引き続きデキは良いはずで後は舞台適性、気持ち長いのではないかというのが個人的見解。

まとめ 

大きく伸びてきていると思えるのがボルドグフーシュブレークアップの2頭。
実績面では劣るもののデキや伸び代で食い込む余地はあるか。

イクイノックスもこの馬なりに順調。
ヴェラアズールも悪くは無く来ているが現状で馬体が減ってしまっている感じがしており、最終追い切りで攻めた稽古をして輸送をすると体重が心配になりそう。

海外帰りの2頭は慎重に動かし始めているといった感想で最終追い切りで負荷をしっかり掛けて欲しい所。
心配なのがエフフォーリア、この馬体写真だけ見ると別馬になっていて立ち直れるのか?と疑問。1週前追い切り自体はそこまで悪く見えなかったので最終追い切りに注目したい所です。

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