【G2】阪神牝馬S 追い切り評価 イズジョーノキセキがいまひとつ?

調教評価

コスタボニータの最終追い切り映像はありませんでした。

中山11R ニュジーランドTの追い切り評価はこちらからご覧ください。

アンドヴァラナウト【B+】

栗東坂路単走G前仕掛け。
あまり地面を掴む時に力感の無いタイプで硬い馬場が合いそう。手先までしっかり使えているし回転も効いている。この走りなら距離もマイル前後がベターでは無いか。状態は良さそうで馬場が回復していれば楽しみな一頭。

イズジョーノキセキ【B-】

栗東CW併せ強め。
直線まで走りはスムーズだったが仕掛けられてからの反応やや鈍い。有馬記念の頃はもっと俊敏に動けていたので、前走との比較でいけば物足りなさのある追い切り。地力実績上位は認めるが…

ウインシャーロット【B】

栗東CW単走軽め。
軽く終いだけ少しスピード出した形。この所のスタイルとは違っていて実戦に行ってどう出るか。最終追いでも負荷を掛けて結果が出ていただけに買いにくい追い切りにはなったが特別動きが悪い訳でも無くて。

サウンドビバーチェ【A】

栗東CW単走強目。
外目を通して気持ちの入った追い切りを消化。元々良く動く方ではあるが今回も全身を大きく使いつつ心身共にバランスも保てていた。人気を落とす頃合いだが巻き返して不思議はない。

サブライムアンセム【B-】

栗東P馬なり。
いつもコースでしっかりと負荷を掛ける馬がポリトラックで騎手騎乗で軽めの調教。頭も右にモタれたままでの走りになっていて、あまりポジティブに転じそうな追い切りでは無い。

ディヴィーナ   【B】

栗東CW単走馬なり
騎手騎乗で軽めながら足捌きはまずまず軽快。ただ右手前で走っている時の方が出力が大きいように見える。左回りになると動きがややモッサリして見えたのでその辺り気になる所。

テンハッピーローズ【B】

栗東CW単走軽め
やや頭の高い走りではあるが手応えには余裕がある。大味な走りをする所があるので頭数が落ち着いたのはプラスに出そう。状態自体はまずまずの所にありそうでスムーズならば。

ピンハイ     【B】

栗東CW併せ馬なり。
調教でバリバリ動かす馬では無いので難しい所だが、手前を変えてフワフワと走っていた所はやはり気になる部分。調教だけで評価しにくいタイプ。

フラーズダルム  【B-】

栗東CW単走軽め
何とか抱え込んだまま直線へ、その割に直線の弾け方足りない。もっとメリハリのある走りが欲しい。全体的に動きがかったるい。頭数手頃な外回りは条件ベストだが調教内容は平凡だ。

ママコチャ    【B+】

栗東坂路単走。
頭を頻りに上げていて気性面の難しさは随所に。
こういうタイプだけに休み明けは全く心配は無い。時計で見ればかなりの好時計で動きも上々だ。本質的に1200から1400がベストな馬と考えており重賞レベルでは距離が課題になる。

ルージュスティリア【B+】

栗東坂路併せ馬なり。
前半我慢させて終いをしっかり伸ばした。24.6-11.8と伸びは抜群。体調面はひとまずクリアと見ていいだろう。
一方で不安材料はハミをしっかり噛んで走ったり、身体の軸がまだ定まっておらずフラフラとモタれながら登板している点。ここで福永Jから川田Jとタイプの違う騎手への乗り替わりが決してプラスにはならないのではないかと思う所がある。

阪神牝馬S 追い切りからの注目馬

有馬記念4着以来のイズジョーノキセキだがその頃と比較すると稽古では動けていない印象を受けた。
もっと軽くて追えば弾けるような調教だったはずで今回はそこまで至らず地力頼みとなりそうだ。

近走安定のウインシャーロットはサラッと流す程度の追い切りで本番へ。この所は最終追い切りでも一定以上の負荷を掛けて実戦のパターンだっただけにこの変化がどう出るかは未知数。

素質馬ルージュスティリアが重賞戦線に戻ってきた。追い切り時計は上々で体調はすこぶる良さそうだ。ただし気性的な難しさ、バランスの悪さがまだ残っていて川田騎手とどれほど手が合うかになりそうで人気程の信頼感は無い。

ママコチャの坂路は軽快で休み明けでも動けるだろう。ただし前走時も指摘したように気性面の課題が抜けきらずこのレベルでは距離が一つの壁になってきそうだ。

アンドヴァラナウトは良馬場なら楽しめそうで走り方から距離短縮は好材料と出そう。
サウンドビバーチェの動きも相変わらず素晴らしく混戦模様のここなら出番以上があっていい。

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