新潟大賞典の追い切り評価はこちらをご覧ください
フロムダスク 【B+】
栗東坂路単走強め
非常にパワフルでキビキビとした登板。森厩舎らしからぬ全体時計を抑え気味で終いを12.6-11.8と伸ばしてきた。動きは滑らかで前進気勢もしっかり。少なからずこの条件に合わせて稽古をつけてきた。調子自体に不安は無さそう。
モリアーナ 【B+】
美浦南W単走軽く仕掛け
やれば時計は出る馬。集中しているし四肢の伸びも十分。ずっと安定して良い走りが出来ている。今回も力を出せる状態をキープ。
ウンブライル 【B】
美浦南W併せ馬なり
軽めの最終調整。それでも行きたがる素振りは見せているが我慢出来た方。少しずつコントロール面はマシにはなっているか。状態は前走から上向いた感じこそないが。
ショーモン 【A】
栗東坂路併せ馬なり
大きく前足を振り出して走るタイプで東京変わりは問題無さそう。アーリントンCでは終いが25.1-12.7。今回は24.5-12.1と大きく上昇。良かった前走から更に状態を上げて狙いすました一戦で勝負気配は十分だ。
シングザットソング【B+】
栗東坂路単走馬なり
騎手騎乗でサラッと。走る意欲は十分ながら鞍上のコントロール下でしっかり走る事が出来ている。ラスト2ハロンの推移は桜花賞より0.2秒速い。桜花賞同様に良い状態での競馬になる。
エエヤン 【B+】
美浦南W単走
非常に前進気勢強くいつでもトップスピードに乗って弾けそうな走り。
状態面については不安は無いとみていい。タイプ的な問題として身体の使い方やピッチがやや小さくどちらかといえば小回りの方が向きそうに見える事、もうひとつはデキが良すぎるあまり、レースに行って折り合いを欠く可能性も感じる。
繰り返すが馬の状態は素晴らしい。
オールパルフェ 【B+】
美浦南W単走馬なり
リアルスティール産駒全般に言える事だが動きがやや重苦しい。この馬もそんな中にあって自身の時計の水準を一つ上げてきた。東京マイルだと瞬発力負けする事が多くなりそうだがスプリングSを叩いて大きく上昇は間違いない。
セッション 【B+】
栗東坂路併せG前促し
クビの使い方などまだ走り自体は上手でなく上昇の余地残しながらも動きは良い。前走で騎手が早仕掛けを悔いているコメントで今回はワンテンポ遅らせた仕掛けになりそうで、それはレースにマッチしそう。前走から更にという所までは感じないが良い状態を保ってレースに向かう。
ナヴォーナ 【C】
栗東CW併せ馬なり
まだ動きに軽快さが無く成長を待ちながらの実戦。前走からガラッと変わった印象無く調教から強気になれる材料はなし。
オオバンブルマイ 【B】
栗東坂路併せ馬なり
仕上がりが良いゆえに馬が走る事に前向きすぎ、リズム欠く場面も。併せ馬とはいえ馬が離れすぎてしまい実質単走状態で終いも止まったというよりは緩んでしまう格好とみた方が自然。東京マイルG1に向かう追い切りとしては若干チグハグさのある内容となってしまった。
シャンパンカラー 【B-】
美浦坂路単走
調教では抜群に動く馬。今回も時計的には悪く無いのだが…いつになくモタれるシーンが多く気になる材料。脚ももっと大きく伸ばして高く上げて走れる馬のはずでその辺り案外に思える所も。もう少し前半ジワっと入って終い伸ばせるようになるとレースにも合う走りになりそうではあるが。
クルゼイロドスル 【出走取消】
疫病の為出走取消となりました。
ドルチェモア 【B+】
栗東坂路併せG前促し
全体時計は55.1とゆったり入り終いだけ伸ばした。反応は良いしバランスも取れている。前走大敗だが巻き返せる状態になってきたと見ていい。末脚キレるタイプではないので東京多頭数だと道中の位置取りや仕掛けのタイミングなど難しい判断を騎手は迫られる。そこに応えられるかどうか、馬は良くなっている。
ユリーシャ 【B】
栗東坂路単走馬なり
56秒台の時計なので手応えは流石に残る。終い25.3-12.0のラップも驚くべき数字とはならないか。前走は道中飛ばしすぎて止まったがもう少し前半抑えても競馬は出来る馬。気配は良さそうで人気急落でも見ておきたい存在。
カルロヴェローチェ【B+】
栗東CW併せG前強め
力んで走ってしまう現状だが今回は上手く溜め込んで走れた方。身体は迫力十分で仕上がりは良好。レースに行ってどれだけ能力をフルに発揮出来るか。自分自身との勝負。
タマモブラックタイ【A】
栗東CW単走G前強め
前走最終は坂路追いだったが今回はコースで。リズミカルなフットワークで気分は良さそうだ。追われてグッと来る走りでは無いがそういう馬のタイプ。前走は全てが上手く噛み合った中でも好走だけに今回楽では無いが気配は更に上昇で絶好調モード突入だ。
ミシシッピテソーロ【B+】
美浦南W併せG前仕掛け
前半我慢させながらの追走。馬体華奢で迫力不足だが仕掛けられてからの反応は速く具合の良さを伝える。非常に良かった前走に近いデキをキープしているとみていい。
ダノンタッチダウン【B】
栗東坂路単走馬なり
やや頭高くモッサリした走りではあるが、その程度がマシになってきた印象を受ける。現時点の完成度でどこまでやれるかだが少なくとも皐月賞のダメージや反動は無く前進を感じる。府中変わりは確実にプラス。
NHKマイルカップ 追い切りからの注目馬
NHKマイルカップというレースへの適性は一旦さておいて…
特に良く見えたのはショーモン。前走も良かったけれど更に上積みを見せてきて楽しみが増します。枠順もこの馬には良さそうな所ではないでしょうか。
もう一頭はタマモブラックタイ。これは流石に今回の条件はキツいかなと思いながらも稽古の良さはピカ一に感じた次第。
逆にあれ?となったのはシャンパンカラーです。かなり期待していた馬なのでちょっと困ったなと。追い切りでこんなにモタれるシーンを見せる馬では無かったので不安材料です。オオバンブルマイもちょっと微妙な追い切り内容になったと思います。
今回は調子良さそうだと思わせる馬が沢山いて難解ですね。
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