【G1】大阪杯 追い切り評価 今年こそジャックドール!?

調教評価

大阪杯出走予定馬の馬体考察についてはこちらからご覧ください。

ヴェルトライゼンデ【A】

栗東坂路併せG前気合つけ。
四肢の捌きのキレは抜群で回転力も申し分無い。全体52.8から25.0-12.1の時計も上々。小さなピッチで走れる馬でやはり小回りコースは得意な部類では無いかと思える。唯一気掛かりなのは終始右手前で走っていた事。もしかすると左回りの方が好きなタイプの可能性はある。

キラーアビリティ 【B】

栗東CW単走軽め。
舌がハミを越してしまうなど気性面での難しさは多分に残っている印象を受ける。しっかりとした負荷は1週前に消化しているが四肢の可動域もっと大きく取って欲しかったのが正直な所。身体のコンディションは上がっているはずで精神面と噛み合えばもっとやれる馬。

ジェラルディーナ 【B+】

栗東CW併せ軽め。
騎手騎乗でやや頭高い走りだがいつも似たようなもの。有馬記念の時と比較すれば身体の張りも目立つし手先までしっかり動かせていると感じる。状態面は文句無く前走以上だと評価したい。

ジャックドール  【A】

栗東CW併せ強め。
これまで以上にフットワークが大きくなっている。そうした走りから小細工や不利を受けると致命傷になりかねないがともかく稽古での動きは抜群。後駆の返しや踏み込みのキレは昨秋の天皇賞秋以上でいきなりから勝負駆けの気配。好みのラップを刻みやすいコースではあるが走りの大きさからすると大箱の方が走りやすい部分はあるかもしれないが、この動きはあまりにも魅力。

スターズオンアース【B+】

美浦南W併せ軽め。
道中我慢させて最後は楽に抜け出す。実力的に終い11.7なら余裕も十分でまずは順調な仕上がりぶりが感じ取れる。メンタル的にも落ち着きあって初戦から堅実に上位争いに加わってきそうだが、阪神内回り2000はタフさも要求されるコース。牝馬の休み明け初戦の選択肢としては厳しい所が正直あるがルメールのコメントには手応えがあるようだ。

ダノンザキッド  【B】

栗東CW併せ馬なり。
日曜日の坂路追いは映像無し。1週前追い切り評価となるがフットワークは軽く休み明けでも大きな不安は感じ無い。脚の運びもスムーズでレース条件は比較的合いそう。ただ気性的な難しさある馬だけに直前の映像が無いのは残念で評価は据え置く。
※3/23の追い切り映像評価になります。

ノースザワールド 【B】

栗東坂路単走馬なり。
軽めの調整、時計がこれだけ遅い中ではさすがに大きなミスも無く走る。今年3走目、間隔も詰まっていて状態維持に努めた印象。

ノースブリッジ  【A】

美浦南W併せ軽め。
手先まで非常に良く伸び力も十分に伝わっている、前進気勢もありながら我慢も効いて好内容の調教ではないか。AJCC杯時の調教より的確に馬場を捉えてグリップが効いている印象で良化している。

ヒシイグアス   【B】

美浦南W単走馬なり。
軽めの調整、発汗多く当日の落ち着き具合には注意したい。
1週前追い切りモヤで見えにくいが時計まずまずで中山記念と同等かやや上にはいそう。小回りが効くタイプの走りでコース適性はありそうで昨年4着以上に来ても何ら不思議は無い。

ヒンドゥタイムズ 【B-】

栗東CW併せG前軽く促し
騎手騎乗で終い重点。内を通って騎手騎乗ならもうひとつ上の反応欲しかった。11.0の数字は悪くないが、数字程のインパクトは正直無い

ポタジェ     【B+】

栗東CW単走軽め。
歴戦の古馬だが今回も大きな狂い無く自分の走りはきっちり。
今年に入って体調も良いのだろう、使った効果もあって良い気配だ。

マテンロウレオ  【B-】

栗東CW単走馬なり。
調整程度の最終追い切りだが手先やや重めでスピード感に乏しい走り。決め手勝負では厳しそうでレースの舞台としては悪くないが能力的な所で家賃は高そうな印象。

マリアエレーナ  【B】

栗東CW単走強め。
G前は仕掛けて負荷を掛けた。後躯の運び等はスムーズでキレもあるがいつも動くタイプだけに特筆すべきレベルまでは無いかも。本番は右回りだが左回りで追いきった所も悪い訳ではないが評価もしにくくて。

モズベッロ    【B-】

栗東坂路併せ強め。
右に左にモタれにモタれた。徐々に良化してきてはいるのだろうが一線級揃ったここで強気になれるレベルまではまだ来ていないのでは。

ラーグルフ    【B+】

美浦南W併せ馬なり。
頭高いのはいつもの事。脚の運びは滑らかで胸前には十分な張りがある。身体の使い方などもっと良くなれる余地残っているが現時点でのこの馬の力は存分に出せる仕上がりで間違い無い。

ワンダフルタウン 【B】

栗東坂路単走馬なり。
成績まるで追いついてこないが時計も詰めてきて少しずつ動きは良化してきている。さすがにここでいきなり好走は難しいように思うが夏場、秋口に復活の糸口がほのかに見えてきた、そんな印象は受ける追い切り。

大阪杯 追い切りからみた注目馬は

スターズオンアース軽さ十分あって動き良好、鞍上の口ぶりからも相当な自信ありそう。
内回り2000というタフさ問われる条件だけがどうかで極端に崩れる事は無さそう。

ジャックドールは素晴らしい動き。昨年秋より気配良さそうで走りのスケール上がったイメージ。
こういう馬に乗せたら武豊は巧いし手は合うはず。平均ペースで引っ張る2000はベストの舞台。

ジェラルディーナ馬が一段と良くなっている。有馬記念より追い切り時の動きは上質でデキは良いと思える。その有馬は勝負所で仕掛け遅らせたのが結果好判断になった。本質的にタフな流れを自分から動いて勝ち切るのが得意レンジの馬では無さそうでそのかみ合わせ次第。

ヴェルトライゼンデの動きも良い。小回り2000は一番合うのでは無いかと思えたし体調面は相当に整っていると感じる。懸念点は右手前で走るのが得意そうで左回り巧者の可能性がある所。

ヒシイグアスは7歳だが衰えは無い。大きな上澄みも無いと思うが前走だけ走れれば良い所はあるだろう。舞台設定も悪く無さそうで機動力は武器になる。

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