有馬記念 出走馬の状況整理&予想
タイトルホルダー
馬体写真は太めを感じたが一週前、最終追い切りしっかり動けてほぼ仕上がった感。グランプリ適性はリンクすると考えればやはり上位評価必要。
イクイノックス
稽古の動きほぼ文句無し。状態面で見ればこの馬が一番安定していそう。本質的に中山より東京が合いそうではあるが馬のデキに不安は無し。
天皇賞と違うのは前にいるのがパンサラッサでは無くタイトルホルダーという事、あそこまでジックリ構える事は出来ないはずでもう少し自分から動くはずです。
エフフォーリア
太い、全体的に筋肉が脂肪で隠れてしまっていた。調教の動きも昨年の所まではやはり戻っていません。実績、全盛期の能力はトップだが今回そこに戻る根拠が特に無くて。
ヴェラアズール
馬体写真からもっと体重が減ると思っていたのですが調教後でプラス体重、正直驚きました。それだけ筋肉がしっかりついているという事でしょうか。追い切りはJC前を100とするなら85点くらいです。枠順は最高の所を引きました。
ジェラルディーナ
枠は良いです。調教はエリザベス女王杯の方が良かった。根本的に距離が長いと見ています。タイトルホルダーをイクイノックスが捕まえに行き、ヴェラアズールも追従した時にまだ我慢してG前、前の脚が上がった時に間隙を突けるかどうかだと見ています。
ディープボンド
枠が厳しい。中山2500の外枠先行馬はかなり厳しくてポジションを取る為に相当脚を使わされます。それでいて最後にもう一足使わなければいけないので余程能力面で上を行かないと苦しいです。思い切って一旦下げて後半に全てを掛けるかもしれませんがそういう競馬は未知数ですから。
体調面は悪くないだけにもっと良い枠が欲しかった馬です。
ブレークアップ さすがにこの枠では辛そうです。
ボルドグフーシュ
状態は本当に良いです。コース適性はさほど高い訳では無いと思います。スタートが速く無いのでこの枠を活かしきれる競馬が出来るかは微妙。
ジャスティンパレス
地力でいくとまだ1枚落ちると思いますが、状態面は高いレベルで安定していそうな一頭です。何より枠と展開が向きそう。外からタイトルホルダーを行かせて8枠両頭がよほど出して行かなければスポッと2番手を取れそうなのがこの馬です。ペースが落ち着けば雪崩込みは可能だと見ています。
有馬記念 結論&印
◎イクイノックス
◯タイトルホルダー
△ジャスティンパレス
△ヴェラアズール
✕ボルドグフーシュ
地力ならタイトルホルダー、エフフォーリア、イクイノックスだが状態面でエフフォーリアを落とす。
8枠2頭は先行馬にとってはそれだけで厳しい競馬予想され馬券対象には入れづらい。
状態高値安定、枠も良いならイクイノックスが堅軸となってくるのではないか。相手は体調9分以上と見てタイトルホルダー、やはりグランプリ適性はリンクする。
イクイノックスは天皇賞の時ほどジックリは待っていられないでしょう。パンサラッサは捉えられてもタイトルホルダーは容易に掴まえられる相手ではありません。道中のポジションを上げるのか、仕掛け始めを早くするのか、このポイントが少し前掛かりだった時に中団以降の馬の着順が少し変わりそうです。
ジャスティンパレスが色々考えると利する事が多そうです。先行したい馬が揃って大外を引いた事でタイトルホルダーの後ろにハマりそうな馬が他にいません。取ろうと思えば2番手を取れるはず、調教の動きからもスパッと切れる訳では無いのは陣営も把握しているはずで、有利なポジショニングを自ら放棄する事は無いのでは?と思っています。さすがにタイトルホルダーやイクイノックスと比較すると能力面は1枚2枚落ちると思いますが、こと有馬記念は道中どこにポジションを取るかの影響が大きく、今回一番恵まれそうなのはジャスティンパレスではないかと思います。
ヴェラアズールは当初消そうと思っていましたが、最終追い切り後の馬体重がプラス、これは良い材料だと思います。追い切りが軽めだったのは間隔が詰まっている事でテンションを上げすぎないようにする事と馬体重維持に努めているという見立てなので、一つはクリアといった所です。何より枠順が良い所を引きました。東京の速い上がり勝負を勝った馬を次走中山で買うのは悩ましい所ですが。
ボルドグフーシュは本当に馬は素晴らしい状態です。ただ中山で器用に立ち回れるタイプではないのも事実でヒモに入れるくらいが限界な気がします。
ジェラルディーナはどうしても距離に壁がありそうなので他馬が先に動いた所でなお我慢してどこまでというイメージです。道中よほどスローに流れれば持つかもしれませんが私は厳しいと判断します。
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