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予想
先週の中山競馬…勝ち切った馬はある程度前々のポジションを取っていた。中山らしく上がりが極端に速くなる事は無く35秒前後の脚を使えれば間に合う。コースは内が有利で外から差し切るには展開の助けが相当に必要。
今年のターコイズSの展開予想はスローペースです。
近走でハナ志向の強いレースを経験しているのはライティア、ローザロワール、ウインシャーロットと3頭いますが全て外枠を引きました。この内ライティアは乗り替わりで初騎乗の三浦皇成J、特別なオーダーが出ていない限り何かが主張すれば引く公算が高いでしょう。ウインシャーロットは前走2番手から勝ちきっています。控えても勝てるレースが出来た訳なので、これも無理やり競りかけ共倒れになるくらいなら番手で我慢する競馬をすると予想します。
短距離路線から参戦のレイハリアがどう出るかですが、距離への不安もあるでしょうから追っ付けてまでハナには行かないでしょう。基本的にはローザロワールがハナに立って番手にライティア、ウインシャーロット、スタート次第でママコチャ辺りが形成すると思われます。
エリカヴィータは本質的に距離が不足しており位置取りは下がる確率が高く、ミスニューヨークも今回は道中から外を回らされる嫌な形になりそうです。前走京成杯AHも少し促しながら道中は内2頭目辺りを追走し直線でも馬込みに突っ込んでの4着ですが、今回は外を回って地力が足りるかという勝負になるのでは無いでしょうか。余程前が流れない限り厳しい競馬を強いられそうです。
勝ち切るという意味では3枠より内の馬にチャンスが大きい。
ママコチャは好位が楽に取れそうで展開は味方をしそう。ただし調教では頭を上げ気の悪さも随所に見せており個人的には1400がベストだと感じておりマイル重賞で人気馬として信頼仕切るには至らないと感じます。
そこでアブレイズを狙ってみたいと思います。元々ハイペースを押し切ったフラワーCは強い競馬。春には人気薄で2着好走の中山牝馬Sの実績もありコース相性は良いでしょう。この馬は溜めて終いを伸ばすという競馬には限界があるので活路を見出すなら早めスパートです。今回鞍上に迎えるドイルJは典型的な「早仕掛けタイプの騎手」。これは良い悪い、上手い下手では無く馬との相性が大事になります。スタミナ型で距離短縮組のアブレイズは手が合う可能性が高いはず。調教の動きは変わらず良好で高い前進気勢も見せていますのでスタートさえ決まればドイル騎手なら無理に抑えず気分に任せて先行集団につけてくれるのではないかと期待しています。
この馬を中心に基本は内枠先行勢。一頭怖いのはフラーズダルム。この馬は直線が長い大箱コースが合うのではないかと思っているのですが素質は高い馬です。ただ仕掛けが遅い戸崎騎手とは基本的に相性が良くないでしょう。レースが終わった頃に突っ込んでくるパターンが多くなりそうです。最内枠でポンと出て5,6番手を追走出来るようなら頭も取り切れるレベルにはあります。
好調教のアナザーリリックも侮れません。前走ダート大敗は度外視。スカイグルーヴは自分との戦い。ルメールが前半どう御すかですが、どうあれ鞍上人気してしまうので妙味は薄い一頭です。
最後に上位人気しそうなウインシャーロットは府中の内枠で上手に立ち回った後の中山外枠、タイミングとしてはやはり『消し』です。
印
◎アブレイズ
◯ママコチャ
▲フラーズダルム
△ローザロワール
△ミスニューヨーク
△アナザーリリック
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